人が集う創作の里 平 田(ひらた)

平田

昔は大きな池だったと言われ、山裾に家が建ち並んでいました。良質の竹の産地で、竹皮の笠が山陰の雨具として作製され発展してきました。以前は小学校、高校分校、兵庫県子ども自然村があり、区内外から多くの子どもが来訪。現在は廃校地に企業が進出し、区民と共に子どもから大人までが集う創作の里となっています。

春日(かすが)神社(じんじゃ)

奈良の春日大社の春日四所大明神を信仰して祀られ、本殿、拝殿があります。本祭りでは祭礼のほか、子どもや大人の相撲、伝統の化粧まわしをつけて相撲甚句が奉納されてきました。近年には子ども神輿が集落内を練り歩きます。

稲荷(いなり)神社(じんじゃ)

京都の伏見稲荷大社の稲荷大明神を信仰して祀られています。春日神社の境内に立てられた朱色の鳥居をくぐると、狐の像の先に社殿があります。春日神社と一緒に祭礼が行われます。

せん福寺ぷくじ

浄土真宗本願寺派放光山専福寺。1634年に平田にある粟谷(放光谷)に道場「専福精舎」を建立したのが開山とされています。現在の地に建立されたのは1810年と伝えられています。本堂には本尊の阿弥陀如来や宗祖の親鸞聖人の絵像などがまつられています。

妙見(みょうけん)神社(じんじゃ)

国土安穏、五穀豊穣などの守護神とされる妙見大菩薩がまつられ、「妙見さん」と呼ばれています。7月に祭礼が行われます。昭和中期には、夏休み前、境内で子ども相撲が奉納され、その後の川遊びが子どもたちの楽しみでした。

荒神社(こうじんじゃ)

地域の守護神とされる荒神が祀られ、「荒神さん」と呼ばれています。7月に祭礼が行われます。昭和中期には、子どもたちが荒神社へお参りし、度胸を付けてから川に飛び込み遊んでいました。

お地蔵さん

平田にはお地蔵さんが6か所にあります。山陰京街道が通っていたため、道祖神として、また子どもの守り神として信仰されています。8月23日には、お団子やお花を持ち寄り、お参りします。