花街道と和みの里 東中(ひがしなか)

東中

明治時代までは、「中村」、「東、中村」と言われており、大正6年に「東中」になったと言われています。また、昔は鉱山があり、隣地区の佐々木まで険しい峠「馬峠」(うとうげ)を越えて鉱石を運んだと伝えられています。

ふるさと花街道 

自然に恵まれた風土の中で情緒あふれるものを作りたいとの思いで平成19年から植樹を始め、農道斜面に約500本もの夏の花「サルスベリ」が花を咲かせます。区民の癒しの場、和みの里、地域の人々の笑顔の場として、賑わっています。見ごろは、8月中旬から9月下旬。

(きん)漁区(りょうく) 

その昔、新宮神社の神池に神魚を放ち守っていましたが、大水害で神池が流失し、神魚も流されました。そこで新宮川一帯を禁魚区として神様の魚を保護し、「魚を捕らない村」とも伝えられています。

(かみ)(いけ)

現在の神池は、大正13年に作られたものです。今でも区民によって餌やりなど魚を保護しています。

新宮(しんぐう)神社(じんじゃ) 

平安時代の康保年間(964年頃)朝廷から大宮吉光卿が大生部兵主神社(薬王寺)へ勅使として詣うでた時、紀州熊野明神の分霊をこの地に安置され、祭祀したと言われています。本堂の祠の中には那智の滝が描かれており、舞堂には菊のご紋が刻まれています。

薬師(やくし)如来(にょらい)さま 

新宮神社境内に薬師如来が安置されています。この仏さまは、乳房が多数あり、母乳の出る仏として昔から多くの女性が参詣してきました。